boils down 〜 とは?

Boils down!? 沸かして下げる⁈と思いますが、

慣用句的に使われて、「重要な要素に絞る/絞られる」というような意味があります。

 

プレゼンなどでもたまに出てくるので、少し戸惑いますが、分からなくても意味は通じると思います。

逆に自分の言葉として使えるとカッコいい言い回しと思います。

 

ニュアンスは強いて言えば日本語の「要は、」みたいな使われ方になるでしょうか。

 

This boils down to big two elements.

(この件は二つの大きな要素に落とし込みできる- 「この件については二つある」みたいなイメージ)

 

Their endless effort boils down to their stubbornness.

(彼らの永きにわたる努力は彼らの頑固さの表れである-「頑固さ故に彼らはひたすら努力し続けている」

 

このような感じで使われます。掴みどころの無い言い回しです。

 

アメリカでのスピード違反デビュー

久しぶりの投稿になります。

 

ブログの更新からもみて取れるように、私は郵便受けを確認するのが場合によっては1か月以上空いてしまう程度の怠惰な性格なのですが、今日久しぶりに郵便受けを開けたところ、なんと City of Chicago Department of Finance 様からの封筒が入っていました。

 

 

 

Department of Finance ...!? 

 

 

ファイナンスとのことで罰金系と察知はしましたが、何のことやら見当がつきません。

 

 

延滞した図書館の本は返却済みだし、ダウンタウンの路上駐車は駐車可のゾーンでしたはずだし。

 

犯罪系のヤバいやつだったらどうしよう。この間に本帰った時、空港とかで知らない間に麻薬預かっていたとか。

一瞬のうちに会社クビになるかもという最悪の想定が頭をよぎります。

 

 

恐る恐る開けてみると、 AUTOMATED SPEED ENFORCEMENT WARNNG の文字列が目に入ります。

 

 

Speed Enforcement = スピード違反取締まり ですので、この時点でスピード違反であることはわかりました。

 

犯罪系駐在員になる事はなく、一安心。

 

 

ただ、一体なぜ?

 

私は下道でも寝坊した日などは60マイル/時(時速96キロ)以上出したりする人間で、既にアメリカに赴任して1年近くたちますし、過去オービス的なカメラのフラッシュが焚かれたこともありましたが、一度も通知を受けたことはありませんでした。

 

 

今度は、なぜ今さら検知されたという疑問?と、いったい罰金はいくらなんだというという疑問で頭がいっぱいに。

 

 

数百ドルだったら私の財務状況にも影響があります。

どうしよう、、と焦る気持ちで頭がいっぱいになります。

 

 

 

 

読み進めていくと、今回は初回なので、罰金は発生しませんが、今後違反をした場合にはcitation (出頭勧告)となるという旨が書かれておりました。

 

(原文) Because this is your first apparent violation, there is no civil penalty at this time. However, further violations of this section will result in the issuance of a citation.

 

つまりは、今回罰金は免除されていて次やったらアウトだよ、ということ。

 

 

またまた安心しました。

 

 

文面を最後まで読むと、証拠が見られるということで、早速サイトにアクセスし、Ticket Numberを入力して確認してきました。

 

 

 

どんな写真かとおもいましたが、写真どころか動画まであって、結構鮮明です。

 

View Speed Violation

奥が私の車です。道の記憶はありませんが、確かに自分の車でした。5秒の映像を見る限りそこまで飛ばしている感じは無かったのでよかったです。

別の解像度フルの写真ではナンバープレート迄くっきり写っていました。

 

 

ちなみに、公園や学校の周辺はSafety Zoneに設定されていて、スピードを記録するカメラ、レーダー、レーザーなどが配置されているそう。道理で普段通る普通の道でスピード超過していても違反として見つからなかったわけです。

 

ちなみに罰金は以下の区分とのこと。

  6-11マイル超過 : 35ドル

  11マイル以上の超過 : 100ドル

 

物価高のアメリカにしては良心的な気もする。

 

アメリカって結構みんな飛ばすけど、Safety Zoneには注意してゆっくり安全に走ろうと心に決めました。

 

あー、改めて初回免除で本当に良かった。

 

インダクタの動作電圧って何?

 

こちらは、インダクタ(コイル)の動作電圧について理解するためのエントリーでございます。

 

通常コイルってインダクタンス値と電流値を気にして選定されるものですが、最近は電圧を規定している製品も増えてきています。その背景について以下のポイントをまとめます。

  • 従来は高電流、低電圧の回路での使用が主流だったのが、高電圧回路での使用用途も増えてきている。
  • そもそも高電圧駆動は基本的に危険と考えられてきたし、高電圧のアプリケーションでも、まずはトランスを用いて絶縁して、コイルが使われるDCDCコンバータにおいては電圧が下げられた状態になっている設計が殆どだった。
  • プロセッサコアの電源も含め、DCDCコンバータでは100A程度の大電流を1V未満~数十V程度の比較的低い電圧で駆動することが多かった。
  • シリコンMOSFET は電源効率重視なのと内部故障を嫌って低電圧駆動が主流だったが、SiCやGaNへと置き換わるトレンドの中で、高電圧のまま回路駆動ができるようになってきて、かつ48V駆動の流れも出てきているため、駆動電圧は大きくなる傾向にある。
  • 駆動電圧は絶縁電圧とは違う。電圧印加を繰り返すことで絶縁が保てなくなるケースがあるが、最大駆動電圧は絶縁を保ち続けられる範囲で決められるもの。

 

参考文献 Operating Voltage Ratings For Inductors | Coilcraft

 

重厚なインダクタであればそもそも耐電圧も高かったかとおもいますが、小型化したり構造が新しいものになってきて絶縁も取れなくなってきているのも電圧規定の理由の一つだと思いますけどね。

 

 

 

WeWorkの株は紙切れと化すのかどうかについて。

WeWorkの株価が大暴落していますね。

上場時には11ドル以上あったのが、今や0.22ドルでマイナス98%!!

2021年の上場の頃に持て囃された時って、新時代の職場っていう感じで取り上げられてて、日本でも真似したようなビジネスがちらほら出てきていたような気がします。ソフトバンクもかなり出資していました。

 

当時の私は日本一の満員電車(東京メトロ東西線)で変哲のないオフィスに命からがら毎日出社させられていましたので、煌びやかで優雅なオフィスというのが遠い国のお伽話でそういうシェアオフィスっていうのをあまり自分ごとには捉えられなかったのを覚えています。

 

それはさておき、今まで東芝、シャープと株価が大暴落しながらも、後に回復したケースを見てきて少し後悔しておりここ数日の間、Weworkの大復活があるのかどうか、(もしくは紙切れと化すか)と言うよこしま?なテーマが頭から離れないです。笑

 

そういう私の考えを言語化しているニュースがありました。

 

Why WeWork may be the next hot meme stock

https://markets.businessinsider.com/news/stocks/wework-stock-price-going-concern-meme-stock-rally-bankruptcy-we-2023-8

 

ブランド力と認知度がありながら、一旦紙切れ寸前まで暴落した株に、インフレ化させて売れるのを期待されて買いが集中して復活するのをMeme Stock(ミームストック)と言うみたいですね。

要はWeWorkがこのミームストックになるのかと言う記事なのですが、結論としては企業にとっては唯一の命綱になりうるかも知れないけど、永続的ではなく投機筋に操作された株価に騙されないでと言うことを伝える趣旨の記事でした。

 

私個人は以下の理由からWeWorkは買うべきじゃないと判断します。

 

⚫︎2021年の上場時から今まで右肩下がりで株価が下がってきた。→そもそもあまり価値がない。

⚫︎資産がない。不動産を所有しておらず、リースしているだけ。→資産もあまり無い。

⚫︎ビジネスとしても在宅勤務が普及してオフィス需要は減少してるので、成立しにくいビジネスモデル。別の需要も生みにくいと思われる。

 

ええ、紙切れになる予感してます。

でも株価が今後どうなるのか見守っていきたいですね。

Enphase(エンフェーズ)の株は今買うべき?

成長中の太陽光発電システムの米スタートアップEnphase(エンフェーズ)の株価が大きく下がっています。

 

アメリカ時間の8/8時点では135.77ドルで取引終了。

 

長期的に見ても成長曲線から外れてしまい、昨年の22年冬あたりでは300ドル超えていたのと比較すると、今や6割程度も落ち込んでしまっています。

経済ニュースだけでなく、YoutubeでもEnphase株の暴落について色々と意見を上げている動画があり、アメリカではそれなりの影響ある出来事だったのではないかと思います。

 

では、そんなEnphaseの株を安値の今買うべきかどうかについて、考えていきたいと思います。

 


Enphaseとは ?

そもそもまずはEnphaseとはどういう会社なのかについて。

2006年設立の本社をアメリカのカリフォルニア州に構えるソーラー発電システム、サービスのスタートアップで、145か国に延べ350万機以上のソーラーシステムを納入してきており、現在従業員が 3,000名以上の規模へと成長し今や立派なグローバル企業になりつつある企業でございます。

※23年8月11日時点(アメリカ日付)で株式時価総額が182.9 億ドル(約2兆6500億円)!

 日系企業と比べると、日産、資生堂時価総額より大きい。

 

ソーラーシステムに関するシステムはバッテリーやチャージャーなどと色々ラインナップしていますが、一番の強みは「マイクロインバーター」です。

太陽光の光エネルギーは直流(DC)電流であるため、人間が生活で使用する電気の交流電流に変換する必要がありますが、その電力変換を行うのがインバーターの仕事です。

Enphaseサイトより

Enphaseのマイクロインバーターの場合、従来の太陽光インバーターのように1つのインバーターが全てのソーラーパネルを管理するのではなく、マイクロインバーターが個々のパネルを管理して効率よく太陽光を電気に変換することができます。

また、ソーラーパネルを増設する際の管理も楽になりますし、インバーターが複数あるので1つ故障したとしてもシステム全体が機能不全になることもないのが従来のシステムとの違いです。

Enphaseサイトより
Reliable solar inverters for solar panels - Enphase microinverters

 

  

何故株価が暴落しているのか?

一言でいうと、アメリカ国内市場が不振なのとバッテリー販売が不振で、業績が良くないからです。

 

理由① 2Qの結果が悪い:

23年2Qの業績がコンセンサス予想(アナリストが分析して予想していた数値)の722.1Milドルに対し、711.1Milドルと下回っています。(1Qは726.0Milドル)

 

理由② 3Qの見通しもさらに悪い:

3Qについては、コンセンサス予想748.1Milドルに対し、Enphaseの見通しは550-600Milドルと更に低くなっております。株価は3Qの決算発表時にさらに下落するかも。

 

今後どうなるのか

直近について、4Qの見通しは分かりませんが、過去21年、22年は4Qが最も収益が高かったことを踏まえて、3Q:550Milドル、4Q:600Milドルとみると、CY23合計で2,587.1Milドルなので、CY22の実績2330.9Milドルを超えて、前年比増にはなりそうです。

しかし、おそらくこれまでの成長率を踏まえての株価であったかと思いますので、短期的に株価が大きく回復することは見込めないかもしれません。

 

長期的には太陽光市場は成長が見込まれていて、その中でもEnphaseは製品の性能で高いポジションを築いており、かつグローバルに販売網を持つ企業なので、現在の消費が落ち込んでいるアメリカ市場の不振だけを見て買い控えというのは勿体ないのではないかと思います。

 

また自社工場は持たずEMSなどに生産委託していることと、従業員の半数以上がインドにおり、人件費などでは効率化が図れているため、経営効率においては高いレベルにあるように思います。何か問題が起きて足元掬われる、ということはないかも。

 

余談ですが、決算発表の音声を聞くとおそらくCEOはインド系なので将来的にインド市場の開拓でも成功する可能性があると感じています。

決算発表プレゼン資料より
7a95029a-a55b-4f1a-8fe1-5b3c41fef946 (enphase.com)

 

結論

以上から、もともとの株価が過剰評価であった可能性は捨てきれないにしても、太陽光市場の拡大、Enphaseの商品力や経営体制を踏まえると、Enphaseは長期的に見てまだ成長する企業であることは想像でき、私はもう少し下がるかもしれない3Q決算発表時に株を買うことにしたいと思います。

 

P.S.

会社の同僚が昨年Enphaseのシステムを家に導入したようですが、話を聞くと私も欲しい!!と思いました。

米政府と州の補助金がダブルで支給されて、10年くらいの間は何か品質異常があれば保証で交換してもらえるそうです。彼曰く6年間で元が取れる見通しで以降は収支がプラスになるそう。アプリでリアルタイムで発電量も見られて、なんだか楽しそうでした。

夏場は書入れ時だそうです。

 

Enphaseサイトより
Solar Monitoring App for a Connected Home Solution - Enphase

 

アメリカの映画館デビュー

日本でも映画館に滅多に行かない私ですが、遂に今日アメリカの映画館でデビューしました。しかも一人映画館は初めて。

 

見に行ったのはOppenheimerですが映画の内容ではなく、映画館体験について記念に少しまとめてみます。

 

 

まずは、ドキドキしながら前日にAMCというアメリカで主流の映画館のWEBでチケットを予約。

 

値段はWEB予約の$2.5くらいの手数料的なものも込みで13ドル(1,820円)でした。現地で買って最前列とか避けたいので、この手数料は問題ないです。

 

チケット代自体はアメリカの映画館は安いと聞いていた割には高く感じますが、後半で説明している座席とかアメリカの物価を考慮すると安いかも。

 

 

当日朝、意気揚々と自宅近くのモール内の映画館へ。

 

写真が微妙ですが、バーとかもあって結構充実してる感じはしますが、日本の映画館みたいに薄暗くて音楽が鳴っていて高揚する感じはゼロですね。

 

鑑賞中のお供について、前夜時点ではコーラなりポップコーンなり買おうかとも思いましたが、調べてみると日本同様に映画館価格で非常に高いので、その王道路線はあきらめました。

ちなみに、コーラはコカ・コーラの各種ドリンクリフィルできて$6.99(約980円 為替140円として)、ポップコーンは$9.89(約1,380円)です。

 

(実際に入館して着席しても、周りの人も結構市販のポップコーン持ってきたり、タンブラーで飲み物持参したりしてましたね。)

 

 

結局の私の作戦は「スタバ買って持っていこう!」でしたが、映画館でCOSTAコーヒーの提供があると気づいて時間短縮でCOSTAコーヒーで良いや!と思い直しました。

 

 

しかし、いざ行ってみるとCOSTAのブラック一択しかなく、カフェラテなどのバリエーションはないため、じゃあ節約でとペットボトルの紅茶に変更。

 

これが誤算で、ペットボトルの紅茶が$6(840円)。COSTAコーヒーは$4.49(630円)とこちらの方がお得。あれれ。

しかも中身は547mlの砂糖水(にしか感じられないけど、商品名にはReal Teaと入っている)。

 

 

座席は非常にゆったりしてて新幹線のグリーン席のイメージが近いかも。この国にはVentiサイズのお客さんもいますしね。

 

私が座ったのはこの写真の座席で、側面のボタンで電動リクライニングでき、ほぼ水平になっているお客さんもいました。多分リクライニングできる座席しかないんじゃないかなと思います。

AMCサイトより

久々の映画館ですが、日本みたいに1つのシアターに大人数収容する感じではなく、

なんかスペースがゆったりしていて、日本の映画館と感覚は違うかも。

設計としては映画に集中できそうな感じ。

 

ただ、現実としてはアメリカの方って結構思ったこと口にするので、にぎやかでしたね。上映前の広告の段階で、「これ見に行きたいんだよ」と大きな声が聞こえてきたり、ホラー映画の広告ではみんなシーンとなって、「No,,」とか言ってました。

本編も然りで「Jesus」とか聞こえました。

 

上映前は、喋らない、携帯いじらない、など注意アナウンスありましたが、個人的には声を発するのは素直で可愛く感じました。

 

私はそもそも英語の問題があるため、気が散るほど集中もできてなかったので、全然気になりません。

 

 

そんなこんなで、映画館体験記でした。

アメリカの自動車市況

 

ロイターの下の記事の紹介をします。


US auto sales expected to rise again in July, S&P Global Mobility says | Reuters


調査会社であるS&P Global Mobility によれば、
サプライチェーンの問題が解消する中で、今まで買い控えしていたのを購入に踏み切る繰越需要により、7月の北米販売台数が再度増加傾向にあるそう。


133万台(昨年比+18%)で、23年トータルの乗用車販売見通しも1,510万台から1,540万台に上方修正とのこと。

 

自動車メーカ各社は、2Q(4-6月)の需給が非常は高いレベルにあったが、一方で各自動車メーカは金利上昇の販売への影響はこれから出てくるだろうとも示唆している。
金利影響が買い控えとなって今年の後半に出てきて、車両在庫が予想よりも増えていくだろうとの見立て。

 

トヨタ北米のDavid Christ (group vice president and general manager at TMNA)は、
今年後半で前半よりもディーラーへ車両供給ができるとインタビューで回答しているとのこと。
US new vehicle sales rise on strong demand, better supply | Reuters

 

んー、金利も上がって消費者が購入しにくくなる中でも市場に在庫が戻ってくるというのかな?そんな中でさらに値段の高いEVを増やしていくのか、、。

 

自分の周りでも新車買いましたという人がいて、在庫は無いながらも2週間後にはちゃんと届く見通しとなっていたり、確かに供給は増えてきているとは思うのだけれど、対外的には在庫増やしてますアピールをしつつ、ある程度のレベルで在庫を抑えていく気がするのです。

 

■補足
今日学んだのは、”Pent-up demand”

本文中に"New U.S. light vehicle sales volumes are set to rise again in July as easing supply-chain snags help automakers ramp up production to meet pent-up demand, "
とあります。Pent-up demandというのは日本語では「繰越需要」。購買行動を一時的に控えていた需要が一気に回復することだそうです。