ロイターの下の記事の紹介をします。
US auto sales expected to rise again in July, S&P Global Mobility says | Reuters
調査会社であるS&P Global Mobility によれば、
サプライチェーンの問題が解消する中で、今まで買い控えしていたのを購入に踏み切る繰越需要により、7月の北米販売台数が再度増加傾向にあるそう。
133万台(昨年比+18%)で、23年トータルの乗用車販売見通しも1,510万台から1,540万台に上方修正とのこと。
自動車メーカ各社は、2Q(4-6月)の需給が非常は高いレベルにあったが、一方で各自動車メーカは金利上昇の販売への影響はこれから出てくるだろうとも示唆している。
金利影響が買い控えとなって今年の後半に出てきて、車両在庫が予想よりも増えていくだろうとの見立て。
トヨタ北米のDavid Christ (group vice president and general manager at TMNA)は、
今年後半で前半よりもディーラーへ車両供給ができるとインタビューで回答しているとのこと。
US new vehicle sales rise on strong demand, better supply | Reuters
んー、金利も上がって消費者が購入しにくくなる中でも市場に在庫が戻ってくるというのかな?そんな中でさらに値段の高いEVを増やしていくのか、、。
自分の周りでも新車買いましたという人がいて、在庫は無いながらも2週間後にはちゃんと届く見通しとなっていたり、確かに供給は増えてきているとは思うのだけれど、対外的には在庫増やしてますアピールをしつつ、ある程度のレベルで在庫を抑えていく気がするのです。
■補足
今日学んだのは、”Pent-up demand”
本文中に"New U.S. light vehicle sales volumes are set to rise again in July as easing supply-chain snags help automakers ramp up production to meet pent-up demand, "
とあります。Pent-up demandというのは日本語では「繰越需要」。購買行動を一時的に控えていた需要が一気に回復することだそうです。